【横浜市】税務顧問の契約の種類・注意点

【横浜市】税務顧問とは？契約の種類

税理士に依頼をする場合、登場する主な契約の形態は以下の2種類です。それぞれ異なる契約ですので、しっかりと違いを把握することが大切です。

スポット契約

「税理士に単発で依頼をしたい」といったご要望がある方には、スポット契約がおすすめです。この契約は、税理士に必要な業務のみを対応してもらう時に交わします。

継続な契約ではないため、あまり費用をかけずに単発で依頼をしたい方には適しているでしょう。この契約は、税務関連の業務ごとに契約を結ぶものであり、少し融通が利きにくいと感じる場合もあるかもしれません。契約の際は、詳細も確認して問題がないかを判断しましょう。

顧問契約

顧問契約（税務顧問）とは、税理士と単発ではなく継続的な契約を交わすことを指します。この契約を結んだ場合、税務に関する業務全般を税理士が代行して対応することになります。スポット契約よりも対応する範囲が広く、経営上の悩みに関してもすぐにアドバイスをもらえるので安心です。毎月報酬を支払うことになるため、それなりの費用がかかるのがネックですが、税務のことは任せられるので経営に集中できます。

上記のご説明でもわかるように、税務顧問とは顧問契約のことです。どちらの契約が望ましいかは、ご依頼人の事情次第で異なります。必要な時だけ依頼して、依頼料を抑えるのももちろん賢い方法です。しかし、「経営について相談する相手がほしい」「税務に関して長期的かつ細やかにアドバイスをしてもらいたい」といったご要望がある場合は、顧問契約の締結が望ましいでしょう。どちらの契約が望ましいか確認したい場合は、お気軽に横浜市の成田正己税理士事務所にご連絡ください。

【横浜市】税務顧問契約の注意点

税務顧問契約の締結をするか否かは、慎重に考えて判断しなければなりません。以下では、税理士と税務顧問契約をする上での注意点をご紹介いたします。

依頼内容をはっきりとさせておく

顧問契約を結んだ人全員が、まったく同じ対応になるわけではありません。人によっては、高い依頼料を払ってでも全て任せたいという場合もあれば、特定の部分だけ税理士に対応してもらい費用の負担を最小限にする場合もあります。後々税理士と話が食い違ってトラブルに発展しないためにも、依頼する内容は細かな部分まで明らかにしておきましょう。

インターネット等に掲載されている報酬相場等を信じすぎない

インターネットのまとめサイトなどに報酬相場が掲載されていることがありますが、相場は税理士事務所やサービス内容によって異なります。

依頼主様の業種や会社の規模、サポートの頻度によって全く異なるため、費用を知りたい場合は直接いくつかの事務所に相談することをおすすめします。

相性も重視して選ぶ

税務顧問契約を結ぼうと考え、税理士事務所を選ぶ時に、選ぶ基準として価格だけで選んでしまうと後から後悔してしまう可能性もあります。

コミュニケーションが非常に重要にもなる仕事ですから、価格だけでなく、しっかりと相性を確認することをおすすめします。個人の事務所であれば代表税理士との相性、大きな事務所であればだれが担当してくれるのか、事前に把握しておくといいでしょう。契約前に実際に会って相談するか電話で相談し、ご自身が「相性がいい」と感じられるかが大切だと思います。

戸塚区の成田正己税理士事務所では、税務顧問や融資支援の他、会社設立・起業サポートを行っております。スタートアップ支援の利用をご検討中の方もお気軽にご相談ください。

【横浜市】税務顧問のメリット

それなりの価格がする依頼料を支払ってでも、税務顧問サービスを利用する方がいるのには当然理由があります。それは、以下のようなメリットがあるからです。

事業に専念できる

税務は経営に携わる人物である以上、避けては通れないものです。しかし、経営者は、税務以外にも新商品の価格設定について考えたり、人材の育成に注力したりと、様々な仕事をする必要があります。税理士に税務顧問を頼むことで、税務以外の業務に専念できるようになります。

節税に関してサポートしてもらえる

税金は支払う必要がありますが、できる限りは負担を少なくしたいものです。しかし、税金関連の法律は複雑であり、合法的に節税をするには専門的な知識が必要となります。顧問税理士がいれば、節税に対する的確なアドバイスがもらえるため、安心して節税に取り組めます。

税務調査の際に安心できる

税務調査の際、調査官から質問があった際は、根拠に基づく説明をしなければなりません。しかし、税関連の法律に詳しくないと、的確な回答ができないことも多く、結果として税金の追納をしなければならない事態が生じるケースもあります。税務顧問契約を結んでいる場合、税理士が税務調査に立ち会うため、調査官から質問があっても安心です。

税務相談がすぐにできる

税務に関して疑問があった場合、顧問税理士がいたほうが安心です。顧問税理士であれば、それぞれの事情を把握しているため、的確なアドバイスができます。ちょっとした疑問であればメールで質問、深刻な悩みの相談をしたい際は対面にて相談など、あらゆる形で税理士は対応します。

税務の悩みはご自身だけで解決策を探しても、なかなか妙案が浮かばないことも多いです。専門的なことは、その道のプロに対応してもらったほうがよいでしょう。

【戸塚区】税務調査とはどのような調査？税務顧問に相談するメリットをご紹介

【横浜市】税務顧問が特に必要な人は？

税務顧問サービスを利用するか否かを迷った際、1つの基準となるのが売上です。売上が1,000万円に達する事業者は、税務顧問の利用を検討したほうがよいでしょう。では、なぜ売上が1,000万円に達する事業者は、税務顧問サービスの利用が望ましいのか、その理由を下記でご紹介いたします。

消費税を納税しなければならないから

売上が1,000万円以上になった事業者は、消費税の課税事業者という扱いになり、消費税の申告を行う必要があります。それに伴い、税務処理・経理の作業が煩雑となってしまい大変です。税務顧問契約を締結しておけば負担が減る上に、正確な申告が行えるようになります。

経理業務が複雑になるため

売上が1,000万円以上の場合、経理関連の業務が複雑になり大変です。従業員を雇えば雇うほど給与計算、年末調整が煩雑になりますし、必要経費が多いと処理を終えていない領収書が溜まっていきます。それらの作業の負担が大きすぎると、その他の業務がおろそかになることもあるでしょう。

より売上を伸ばすためには、本業に集中する時間をいかに確保できるかが重要となります。経理・税務関連の業務を税理士に任せることで、負担を最小限に抑えられます。

もちろん、売上が1,000万円未満であっても税務顧問の力が必要だと感じた場合は、依頼を検討したほうがよいです。しかし、税務顧問を依頼した際にかかる報酬が気になり、なかなか依頼に踏み切れない方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、様々な税理士に見積もりを依頼するのがおすすめです。複数見積もりを取ることで、各税理士のサポート内容や依頼料を比較できます。

横浜市戸塚区の成田正己税理士事務所では、見積もりのご依頼を随時承っております。お気軽に見積もりのご連絡をください。